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焚き火のスパッタシートはカーボンフェルトがおすすめ

前回の記事で、焚き火時に焚き火台の下へ敷くスパッタシートについてちょっと触れたので、スパッタシートを購入する際に調べた内容についてもまとめておきますね。
結論から言うと、タイトルにもある通りカーボンフェルト素材のものがおすすめです。

焚き火台の下へスパッタシートを敷くのが良し

キャンプの醍醐味として愛好家が多くいる焚き火ですが、直火は禁止になっているキャンプ場がほとんどです。焚き火をしたいなら焚き火台を使ってね、というところが今はとても多いです。
その大きな理由としては、焚き火の熱が地面を痛めるから。なので、地面から距離をとれる焚き火台の使用がルール化されているわけです。

しかし、では焚き火台を使えば地面へのダメージがないのかといえば、そんなこともなく。
いくら焚き火台には足があって地面から多少離れているとはいえ、熱源は熱源ですから普通に焚き火の輻射熱で地面へダメージが発生しています。

そこでより地面へのダメージを抑えようという目的から、近年、キャンパーの間では焚き火台とセットで熱を遮る布も併用しよう、という動きが出てきました。
これがいわゆるスパッタシートですね。

焚き火してると、意外と灰も地面へ落ちたりしてます。スパッタシート敷いておけば、輻射熱に加えてこれも防げる。

ちなみにスパッタシートというのは耐熱性・不燃性を持つ布で、もともとは金属加工の現場で身を守ったり火災を防ぐために使われているものを指します。
溶接とか金属切断とかしてる時、すごい音と火花を出しながらやってるじゃないですか。あの飛び散ってる火花や金属片などを防ぐために使われてるやつです。つよそう。

焚き火台へ敷くのに重要なのは連続使用温度

調べてみると、焚き火の際に使用できそうなスパッタシートにはいくつかの種類がありました。
ただ、どれも一長一短だったり、そもそも欲しいデータが掲載されていなかったり……。

スパッタシートのスペックデータには瞬間耐火温度連続使用温度という2つの温度があります。
文字通り、前者は瞬間的に耐えられる温度、後者はずっと晒され続けても大丈夫な温度を指します。

で、キャンプの焚き火は長時間行うものですから、焚き火台の下へ敷くスパッタシートの用途として重要になるのは連続使用温度の方となります。
また数値で出ていることはほとんどないのですが、熱伝導率の低さも重要な要素ですね。生地が燃えずに耐えられても、地面へ熱が伝わってしまっては意味ないですから。

そして連続使用温度と熱伝導率のバランスを考慮するとカーボンフェルト生地が使いやすいため、焚き火で使用するスパッタシートとしておすすめ、というわけです。
ちょっと調べていたところ、この方の記事がわかりやすかったです。

選ぶ際の目安としては使用する焚き火台の火床面積+10~20cmぐらいの大きさのものにするとちょうどよいかと思います。

ぼくが使ってるのは上記のもの(大きさの違う2枚セット)ですが、50㎝の方を焚き火台のスパッタシートとして、30㎝の方を卓上でバーナーを使う際の敷物として使用しています。
スパッタシートとして使うのは大きいほうだけですが、ちょうどバーナーをテーブルの上で使うのがちょっと怖かったので、ちょうどよくセットになってて助かりました。キャンプ用テーブルとかならともかく、一般家庭のテーブルとかでバーナー使う際、何も敷かずに使うの怖かったんですよね。

持ち運びに要注意

実際にキャンプへ持っていって焚き火台の下へスパッタシートを敷いて……と使った際、ちょっと注意した方がよいポイントがあります。
それは使用後の持ち帰りのことを考えておくこと。

買ったばかりの新品時は、特に何も気を付けることはありません。
だってきれいですからね。適当に畳んだりして荷の中へ突っ込んでおいても何も問題ないわけです。

しかし使用後は、焚き火の灰などで汚れているため気を付けなければなりません。
特にカーボンフェルトの場合は灰がくっついて多少はたいても落としにくいため、決して剥き出しで畳んで荷物に放り込むなんてわけにはいきません。そんなことをしたらめっちゃ他の荷物が汚れてしまう。

ですので、2度目以降の使用であればすでに汚れているから意識できていると思いますが、買って初めて使うときは、忘れずに「しまうためのビニール袋」などを持っていくようにしましょう。
うっかり忘れがちなので、注意が必要です。

ぼくの場合は新たに購入したニンジャファイアースタンドが収納の中にまとめてスパッタシートを入れられそうなので、ほっと一安心しているところです。