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旅記録

冬を味わいたかったので→青森へ行ってみた

ここではないどこかへ。
なんて、2019年の仕事納めも終えた12月も下旬の27~29日に。
いてもたってもいられなくなり、急遽遠く遠くへ行くことにしました。

どこへ行こう?
年末ならばもう冬だし、冬らしい景色が見たい。だったら雪景色だ。じゃあ、青森だ。

突発的過ぎたので夜行の高速バスで夜出発

なにせほとんど衝動的。
思い立ったのがすでに夕方ぐらいだったので、必然的に出発も夜になります。

とりあえず青森へ行ってみようと決めてはみたものの、さすがに東京→青森だと交通費も安くない。
さてどうしよう、と悩みつつ、夜なら夜行バスという手段もあるのでは、と思い至りました。

夜行バス。そういえば新卒の就活してたころ以来で、乗ってないなぁ、と。
当然ながら金額的にも新幹線よりだいぶ安いですし、とりあえず1度試してみて、アリそうなら今後の足としても使えそう。よし、じゃあ今回は夜行高速バスを試してみよう、と相成りました。

バスタ新宿はにぎわってた

関東(というか東京)で高速バスといえば、やはり新宿のバスタ新宿
JR新宿駅の新南口の駅ビルに統合されている、2016年にオープンした巨大高速バスターミナルです。

クリスマス後なのでクリスマスっぽいイルミネーションも残っているバスタ新宿。

年末なので里帰りなどで満員になってないかな、大丈夫かな、と不安だったものの。いざ調べてみたところ、普通に空きがあったのでスマホでぽちぽちと予約しました。
ちなみにバスタ新宿の待合所でも普通にチケットの販売はされていたので、スマホからオンライン予約はよくわからない、という場合は実際にバスタで手続するのもわかりやすそうでした。

到着後、まだ時間があったので近くの居酒屋で軽く夕食を取り。
時間になったので、ちょっとどきどきしながら夜行バスへ乗り込みました。

数年ぶりの夜行バス、やはり眠れず

いざ夜行バスで出発!
と出たものの……ねむれない

そうだ、そうだった。そういえば学生時代に使った時も、全然眠れなくてめちゃくちゃしんどかったんだった。思い出したぞ。学生時代よりももっと昔、幼いころの家族旅行でも、車旅行では眠れなかったことまで思い出しました。
基本的にぼく寝つきが悪いんですが、特に他人がいる空間や、完全に横になれない狭さなどではそれが顕著で、よくよく考えたらこれ夜行バスはフルコンしてるじゃないのね。しまったな。

途中で休憩に立ち寄られた、高速道路のサービスエリア。東北を進んでいくにつれて雪が出てきた。

眠れないぼくを乗せて、そんなことは特に気にせずに夜行バスはぐんぐんと北上していきます。
最近の夜行バスって、途中で3~4回ほど、サービスエリアに立ち寄るんですね。眠れないので気分転換に毎回外へ出てたんですが、2つ目あたりのサービスエリアから雪が姿を見せ始めました。ただまだ12月下旬で冬の入り始めなので、雪といってもほぼほぼ氷な感じ。でも見た目は雪国っぽくていいぞいいぞ。

朝6時半ごろ、弘前(青森)到着

そんなこんなで、青森は弘前へ到着。
ちなみに弘前は「ひろまえ」じゃなくて「ひろさき」と読むそうです。

年末なのと天候不順で、7時前でもぼんやり暗め。

バスを降りてとにかく感じるのが、冷たく身を引き締めてくる寒さ。でもそこまで劇的に寒いというほどでもなく、雪を楽しむのにもほどほどな感じ。
振り返ってみれば2019-2020年の冬は暖冬で雪が全国的にかなり少なかった冬でしたが、今回の旅でもまだ数日前からようやく降り始めた感じで、けっこう積もってはいるものの、たぶん例年ほどの雪の量ではなさそうでした。

弘前城の雪景色

さて、青森駅ではなく弘前へやってきたのは、理由があります。
個人的に青森に来たら行きたい場所が何カ所かあるんですが、そのうちの一つ、「弘前城」へまずは行ってみようということです。お花見シーズンで桜の名所として有名なスポットですよね。

JRの駅前からも徒歩15~20分程度の距離。

弘前の高速バスターミナルは弘前駅近くにあるんですが、目的の弘前城も徒歩圏内。
まだまだ薄暗く雪の降り人通りも少ない中を、ざくざくと歩いて向かいます。

まだ時間が早いからか、雪かきもされていないので歩道にも雪がたっぷり。

そば処……吉野家?

とりあえず弘前城へ向かう道中で何か朝ごはん食べたいなー、と思っていたら、ちょうどよいところに営業している飲食店が。
そば処という単語に、そうそうこういう朝は蕎麦だよね、と近づいてみたところ……え、吉野家?

ご存じ牛丼チェーンとして有名な吉野家、の見慣れない姿。

何度か目をこすってみても、やっぱりそこにあるのは吉野家。でもそば処
ちょっと狐に化かされたような気分で入ってみたところ、確かに吉野家でした。メニューを見てわかったんですが、蕎麦も扱っている吉野家ですね。普通に見慣れた牛丼がメニューに居てくれてちょっと安堵。

あとから調べてみてわかったんですが、吉野家の形態の一つだそうです。びっくり。

いざ、弘前城へ

温かいおそばで体を温めたら、再び弘前城を目指して歩きます。

吹雪いたりやんだりを繰り返してるような、そんな天気。

非雪国生まれの非雪国育ち、雪がたっぷりだとテンション上がってうきうきになるぼくです。
おかげで道中からすでに楽しい。

そしてとうとう、弘前城を要する弘前公園へ到着。
道路以上に人の姿が全然なく、必然的に雪かきもされておらずたっぷりと積もった雪をザクザクとかき分けて。

三の丸・東門からの光景。わずかな轍以外、人の気配がほぼない。

門をくぐれば、見事なまでの雪公園ぶりです。
まだ8時前と早めの時間で雪も降っているからか、ぜんぜん人の気配がありません。公園内を歩いていても、ごくごくたまーに他の人を見かけるかな、程度。

大して事前調査せずにやってきてみたんですが、予想を上回るすごさ。
雪に足を取られて歩きづらいことも影響してそうですけども、かなり広い、という印象を受けます。

平時であればシンボルになってそうな赤い橋も、雪に覆われてました。

雪もかなり積もっていて、場所によっては膝ぐらいの高さまである場所も。
というか踏み跡がある場所以外は全体的にそんな感じで、足と膝で雪をかき分けて進む必要がありました。

広いうえにどこを向いても白色で、雪をかき分けてのアドベンチャー感も相まって。
なんだかダンジョンを探索してるような気分になって、とてもたのしくなっていきます。

この旅の中でもっとも吹雪いたタイミング。

ちょうど本命の弘前城にたどり着くと、さらに雪が勢いを増して雪ゆきしてました。ゆきゆき。
撮影用に設けられたと思しき小規模な展望台的なデッキも、雪が積もっていてとにかくすごいことに。でも踏み込む。

実際に弘前城を見てみた印象としては、公園の広さに反してやや小ぶりの建物だなぁ、というのが正直なところ。
まぁ複数の建物+堀で囲まれた面積、が本来の「お城の面積」なので、天守閣だけ見てそう思ってしまうのは的外れではありますが。

公園散策を終えて

雪の勢いも増したりやわらいだりしつつ、さらに公園内を歩いて回ると、次第にブーツの中が濡れてきました。だって膝前後の高さまで積もってる雪の中を、足でかき分けながら歩いてるんですもの。そりゃ中へ雪も入ってきて濡れますわ。
靴の中が濡れないよう、いわゆる登山用品のゲイター(スパッツ)がとても欲しくなったぼくです。近いうちに買うぞ、と強く決意。

桜並木がずずっと伸びる、お花見の時期にすさまじい景観になりそうな通りもすっかり雪化粧。

というか割と本気で足が冷えてきたので、出口を探して公園を脱出です。
人気が全然ない+雪だらけでダンジョンっぽい+体(足)がどんどん冷えてきた、でだんだん遭難してるんでは感が醸し出され、内心ちょっと焦ってました。いえ、足(というか靴の中)はまだ耐えられる状態でしたが、これもう少し悪化したら普通に凍傷なるやつだぞ、と。

幸い、たまに見かける案内板を参考にして歩けば、多少歩き通したものの無事に脱出成功。
ふぃー、と一息ついてから、移動のためにJR弘前駅まで戻ります。

駅前で下ろしてみてびっくり。特に傘を差さずに歩き回っていたら、気付けばザックにさらさら雪が積もってました。

雪の中の鶴の舞橋

弘前城のお次は、個人的に青森で行きたいスポット第1位の「鶴の舞橋」へ向かいます。
いつぞやのJRの広告で掲載されていた雪景色の写真を見て、ぜひ一度行ってみたかったんです。

弘前からは電車で40分程度で、そこからさらにタクシーで15分ぐらい。

電車は本数に要注意

鶴の舞橋の最寄り駅は、JR弘前駅から7つ隣の陸奥鶴田
乗車時間も40分ほどと、時間だけで見ればわりと近い位置にあります。

雪が降り冷え冷えとした弘前駅ホーム。すごく雪国っぽい。

ただし、気を付けなければいけないのは「しかし電車の本数が少ない」ということ。
1~2時間に1本レベルなので、事前に時刻表は確認しておかなければなりません。ちなみにぼくはちょうど1時間ぐらい待つことになりました。

やってきた電車が……すごい! 雪国!

陸奥鶴田からはタクシーで

最寄り駅な、陸奥鶴田。こじんまりホームです。

陸奥鶴田駅から鶴の舞橋へは、タクシーを使います。だいたい10~15分ぐらい。
健康な人であれば歩いていけないこともないですが、素直にけっこうな距離なのと、なにより積雪した道路は歩道がつぶれてたりしてて歩くのが危ないので、タクシーが良いです。

ちなみに駅前にはタクシーが待機してくれていますが、帰りは当然タクシー乗り場にタクシーが待っててくれてる、なんてありません。
ので、行きのタクシー乗車中に運転手さんにお願いしとくのが良いかと。何時ぐらいにお迎えお願いします、みたいな感じで。

いざ、鶴の舞橋へ

送ってくれたタクシーを駐車場で見送って、振り返れば足跡すらない雪の公園。
例によって雪の積もりがすさまじく、ゲイターさん購入欲がうなぎのぼり。

弘前公園以上に人気がないので、当然ながら雪の積もり具合はお察しのとおり。

ただけっこう驚いたのが、弘前と比べて、素人目に見ても雪質が変わっていたことです。
弘前の方は一般的にイメージできるような普通の(さらっさらな)雪だったんですが、鶴の舞橋で足元を見てみると、その違いは一目瞭然。一粒一粒が異様に大きくて、まるで発泡スチロールみたいになってました。

ほんとに発泡スチロールみたい。明らかに粒が大きい。

こういう雪質の違いって恒常的なものなのかそれともたまたまなのか、どっちかなー、とか。
そこまで離れてるってわけでもないのにこんなに違いがあるなんて、面白いなー、とか。

そんなことを考えて再び雪が中に入り始めた靴から意識をそらしつつ、歩くこと数分。
駐車場からほど近い場所に、鶴の舞橋はありました。

鶴の舞橋、南西側からの姿。

踏み跡すらない、雪に覆われた鶴の舞橋!
……ちょっと積雪の量がかなりの高さで(普通に膝ぐらいまであった)、とりあえず靴の中が再び濡れる覚悟を決めました。

いっそ開き直ってさらさらの雪を足でかき分けて、橋を進み進み。
以前ポスターなどで見た鶴の舞橋は横方向からの写真でしたが、実際に雪の橋を渡るとこんな感じなのかー、と。

橋の途中途中で、屋根付きのちょっとした東屋的な広場がありました。

橋の途中には二か所ほど、屋根付きの広間も。
ちらほらと雪が降ったりやんだりする中の、ひっそりとした空気に包まれた景色が見られました。

そして南西側から反対の北東側へ渡りきると……ポスターで見たことのある景色が!

北東側の橋の入り口のわきからの眺め。

おおおー、という感じ。
これで雲がなく晴れていたら、さらに奥には津軽富士とも呼ばれる岩木山が見えて、まさに絶景だったんだろうなぁ。惜しい。
でも雪真っ白でまぎれもなく「冬! 雪!」な景色だし、一生に一度は見ておきたかったのでひと満足。

ふぅ、と一息ついたら、冷えた体を温めるため。
橋の北東側すぐにある福祉健康保養センターへ入って、日帰り温泉入浴してきました。温泉、他に人がいなくて貸し切り状態だったので、気持ちよかったなー。

あと食堂でカツカレーをいただきました。

夜は青森駅へ

最大の目的だった鶴の舞橋を見終えて。
あらかじめお迎えをお願いしていたタクシーで駅まで戻りつつ、翌日の予定を考えて(移動中に考えてた)、電車で青森駅まで移動することに。例によって電車移動中にスマホからホテルも予約です。便利な時代になったものだ。

というわけで、青森駅へ到着。14時半ぐらいに陸奥鶴田駅で電車に乗って、青森駅到着は16時半ちょっと前ぐらい。

今まで新幹線で通過したことはあったんですが、降りるのは初めてな青森駅。
地図で見て、そして実際に駅前へ出てみて気付いたんですが、かなり珍しい形状になってますよね。青森駅って。

折り返し前提の独特なホーム。

路線の終端駅とかみたいな感じもしつつ、でもさらに左右へ路線はつながってるから「人」みたいな形になっていて、それがけっこう珍しいな、と思ったわけです。

夜ご飯は焼肉

さて、無事に電車内から予約手配していたホテルへチェックインして荷物を置いたら、夕食を求めて駅前をぶらつきます。
青森といえば港町でもあるので、港町なら回転寿司食べたい。

そんな気持ちで散策していたんですが、残念ながらうまいことお寿司屋さんを見つけられず……。
結局、ええいこうなれば肉だ、なんか豪勢な感じするし美味しい肉を食べるぞ、と焼き肉へ鞍替えしたぼく。

というわけで乾杯!

夜行バスだったので実質的な一日目、ほぼほぼ徹夜明けみたいな状態にもかかわらず深く積もった雪をラッセルラッセルして疲れ、しかも途中で温泉まで入浴していたわけです。
そんな夜に飲むお酒は、それはもう堪りません。

塊感のあるカルビ肉。噛み応えのある良いお肉。

美味しいお肉もがつんと焼いて、白米へ乗せてご飯を育て、あいまあいまにお酒。
このループがまさに一人旅の夜って感じ。

珍しかったので薄いけど広いお肉も。これね、白米へ乗せてご飯を包んで頬張るとね、やばかったの。

ごちそうさまでした!

せっかくだし八甲田山へ行ってみよう

朝ご飯はホテルの朝食ビュッフェ。

さて、突発的な旅行も、そろそろ帰ろうかという三日目。(感覚的には二日目ですが)
ただ素直に即帰るのももったいないので、あと一か所、スポットへ行ってみようと考え。

選んだのは、青森の南にそびえる「雪山といえばここ!」な感のある八甲田山です。
ささっと駅前のバス乗り場の隣にある券売所で、八甲田山のふもとにあたる「八甲田ロープウェー前」までのチケットを買いました。

青森駅前のバスロータリー。乗り場は11番でした。

バスは青森駅から出発して新青森駅(新幹線が止まる駅)を経由してから八甲田山へ向かうんですが、出発の青森駅の時点でかなり混んでいて……というか満席で、これ新青森駅で待ってる人たちどうするんだろうと思っていたら臨時便が増発したようでした。一安心。
八甲田山、東北の雪山の代表格みたいな感じありますから、雪が降ってくると人が増えるのかもですね。

新青森駅を過ぎると市街地を走り抜け、次第にバスは山の方へ。
本格的に山道に入ると、バスの中に八甲田山うんちくなガイドアナウンスが流れました。冬の八甲田山はマジヤバい、的なことを雪中行軍遭難事件を取り上げて話してました。雪山は普通に危ないですからね……。

八甲田山はロープウェーで気軽に山頂近くまで行ける

八甲田山は青森県の中央南にあるでっかいお山。アクセスは青森駅や新青森駅からのバスが便利です。

ロープウェーの山麓駅。ここからロープウェーで山頂駅へ向かいます。

無事ロープウェーの山麓駅へ到着したら、お次はロープウェーで一気にググっと山頂の方へ上ります。
駅の中でチケットを買って、同じバスでやってきた人々やスキーヤーに交じって並んで、射出待ち。

どうやらロープウェーで登ったところから滑り降りてこられるコースがあるようで、スキーヤーやスノーボーダーが思いのほか大勢いました。
というか世界的に誇れるレベルのさらさらパウダー雪なスキー場があるんですね、八甲田山て。スキーしない人だったので知りませんでした。

やがて発車時間になり、狭いロープウェーへぎゅうぎゅうに押し込まれ気味に乗り込んで、ゆったりと上昇。上昇。上昇。
そしてとうとう、山頂側の山頂公園駅へ到着です。

山頂側のロープウェー駅。当然ながら積雪が山麓駅の比ではなく、風雪でへばりついた感じに雪のコーティングが。

駅を出てすぐにわかる、一面に広がる雪! 雪! 雪!
ふもとの方はほぼ風はなかったんですが、山頂公園駅の方では標高が高いこともあって、時たま強めの風がびゅうびゅうと。そしてそれに流されるように雲もずぼっと流れてきて、曇り(霧)と晴れ間が交互にやってくるような環境でした。

そして冬の八甲田山といえば、やはり有名なのは樹氷ですよね。
駅を出てすぐの広場に、というかそこらじゅうの木が、全部が全部樹氷になってました。うひょう。

風雪がこびりつき、雪と氷でコーティングされた樹木がそこかしこ。そんな合間を抜けて滑走コースへ向かうスキーヤーたちも楽しそう。

見るからに寒い、まさに雪国の大自然的な冬景色と呼ぶに過言ではないこの感じ。すばらしい。
実際、この日の山頂公園駅の気温は-9度を下回る-9.6度という氷点下です。風も吹いてると体感温度はもっと下がります。

地味に防寒対策足りてるかすごく不安だったんですが、フリース+ダウンジャケット(とチェックアウトの時にホテルの人がくれたホッカイロ)のおかげで問題ない範囲で一安心。下半身もズボンの下に保温用のベースレイヤー(モンベルのタイツ)を履いてたの良い仕事をしてました。

山頂公園駅を出て左手側には「公園」て感じの広場と、そして奥には雪に覆われた電波塔的なのがありました。

駅前の広場も、観光客が楽しそうに徘徊してました。特に多かったのが、やはり大陸系の観光客。もう日本中どこにでも群れで生息してますね……。
ところで上の写真で写ってるところ、危ないから進入禁止、ってテープ張られてたんですが皆さんガン無視でした。ジーザス。

山頂公園駅の2階には食堂も。

一通り駅前をうろちょろしたら、お昼を過ぎていたので肉そばをいただきます。
寒い時に食べる温かい食べ物はとても良いもの。

さすがに雪山登山するには装備もないので、駅前をふらついただけで満足して切り上げ。
帰りは再びロープウェーへ乗り込んで、山麓駅へ降りていきます。

ロープウェーから外を眺めていると、一定の高さから山の景色が一気に変化しているのがわかりました。

山麓まで戻ってきたら、今度は新青森駅へ戻るために帰りもバスを利用します。
ただバスの本数は決して多くないので、事前に時刻表の確認はしておきましょう(特に2020年以降はコロナ禍で全国的にバスの本数が減っているので、より注意が必要です)。

ここで一つ誤算だったのが、バス乗り場の地面の冷たさです。
山頂公園駅などは地面=雪でふかふかさらさらだったためさして寒さを感じなかったのですが、バス停は雪がなく、完全に凍った路上になっています。そのため、雪の上よりも断然冷たさを感じる路面に。

完全に凍結している道路状況。改めて思うけど雪国ってすごい。

ぼくは今回の旅ではマウンテンライトを履いていってて、山頂公園駅ではまったく足(裏)には寒さを感じませんでした。
が、バスを待ってる間は、氷の上に立っている状態。これがまたとにかく冷たく、5分も同じ場所で立っていると足裏がじんわりと冷え込んでくるのです。正直これちょっとまずいんちゃうか、とビクビクしてました。

こういうこともあるから、冬の雪国では冬用のブーツが思いのほか大切なんだなぁ、と実感というか痛感。
基本的に「大丈夫=特に困らない=必要性がわからない」ので、こういう失敗(必要性がわかる経験)は大事にしていきたいな、と思います。

帰りは素直に新幹線

さて、バスに乗り込んで帰ってきたのは、新幹線の通っている新青森駅です。
行きの夜行バスに懲りたので、帰りは素直にスパッと新幹線。

夜行バスとは比較にならない快適性。

帰りのお供にビールをカシュッとやりつつ、東京へ帰るのでした。