投稿日最終更新日

旅記録

GW、不動滝キャンプ場にて初めてソロではないキャンプ

毎年GWはどこかしらへ行っていて、今年もどこか行きたいなー、とぼやいていたところ友人が誘ってくれたので、2019年5月1日~2日でキャンプへ行ってきました。
何気にソロではないキャンプは初めてです。

友人の車で一緒にキャンプへ行くことに

ここ数年、ゴールデンウィークはどこかしら遠出をしているぼくです。

一昨年は長野の諏訪湖へ、
昨年は九州の長崎へ、といった具合に。

なので今年もどこかへ行きたい。どこへ行こう。
と悩んでいた時に声をかけてくれたのが、中学からの友人でした。
実はキャンプを始めたての頃、バイクで一緒にキャンプ行こう行こうと話してたんですが、ぼくのバイクがエンジントラブル続いてその話が流れてしまっていたんですね。結局バイクはそのままさようならになってしまったし……。

で、今回また声をかけてくれて、今度こそ一緒にキャンプへ行くことに。
何気に幼き頃の家族キャンプを除けば、初めての「ソロではない」キャンプです。

さて、ではどこへキャンプに行くか。
聞けばなんと車を出してくれるそうで、普段の電車では行けないキャンプ場も視野に入ります。
そして相談の結果、ぼくの「水辺のキャンプ場が好き」という話から「じゃあ滝で」という友人の返しにより行き先は不動滝キャンプ場に決まりました。
水辺 → 滝 というワイルド変換。

調べてみたところ、不動滝キャンプ場はこんなキャンプ場のようです。

  • 新潟県の左上、糸魚川の山にある無料キャンプ場
  • 管理人は基本的に不在(不定期)
  • 管理棟あり、売店なし、水道あり、トイレあり
    • 利用する際は無料ですが、管理棟に利用届があるので書いて隣の投入口へ入れる感じ。
  • キャンプ場内には大小二つの滝あり
    • 轟々としている大きな方の滝からは水量それなりの川も流れてます。
      川には階段で降りられるので、夏場は水遊びもできそう。
    • 湿気が凄く(特に滝つぼで舞い上がる水滴)、夏場でも涼しいらしい。
  • 基本的には区画サイト
    • テント用の区画として盛り土でスペースが整備されてます。
  • 携帯電話の電波は圏外

新潟の、富山との県境近くな糸魚川の山奥のキャンプ場です。

山の中で携帯も電波が通じない無料キャンプ場とか、ちょっと経験がない場所なのでわりとどきどき。
さあ行ってみよう!

早朝6時出発ならGWでも渋滞回避

「予約ができないキャンプ場」×「ゴールデンウィーク」ということで、サイトに入れない可能性を考慮してかなり早めに集合&出発。
いざ現地着いて満員で入れませんでした、だとあまりにも悲しいですからね。

というわけで、朝6時に集合して出発です。
今回車を運転してくれる友人がうちの近所まで迎えに来てくれたので、首都高へ乗って一路西へ。

微妙な雲模様で、降ったり止んだりな道行き。遠くの山々にめっちゃ雲がかかってる。

道中、近況報告をしあったり(会うの数年ぶり)だとかしながら、高速道路を進んでいきます。
しかしさすがはふらっとバイクで遠くまで行く友人、高速道路も慣れたもので「どこどこが渋滞しやすい」とか「あそこのサービスエリアは満車になりやすい」とか教えてくれました。くわしい。
ぼくも次にバイク買えたら、今度はETC付けて高速道路乗り回れるようになりたいな。

さすがに早い時間に出発した甲斐もあり、途中で一度サービスエリアで休憩をしたものの特に渋滞につかまることなく梓川ICで高速道路区間終了です。
ここから先は下道の147号線を糸魚川へ向けて、途中途中で食材を買うために道の駅によりながら走っていきます。

道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里

最初に寄った道の駅は、梓川IC降りてから割とすぐの安曇野ほりがねの里です。
わりとゆったりめの敷地で、食事処も併設されていました。ただ時間的にまだ早かったみたいなので、軽く食材を買うだけに留めました。

また、特徴的だったのが隣に広がる菜の花畑。

ぎんぎらぎんにさりげなく。

ちょうど時期なのか、菜の花の黄色が満開状態。
起床が早かったからか、二人で「ちょっと目に痛いね」と言い合ってました。徹夜明けの太陽みたいな感じ。

道の駅 安曇野松川

次に寄ったのが、安曇野松川。
どうやら有名どころの道の駅のようで、敷地はこじんまりとした感じでしたが人でにぎわってました。特にバイカーが多かった印象です。

長野ということで山菜蕎麦を注文。

ここでも食堂が併設されていたので、ちょうどいい時間ということもあって朝食兼昼食をいただきました。

道の駅 白馬

3つ目が、白馬。
これまで運転してきてくれていた友人が、眠気を覚ますために仮眠がてらの立ち寄りです。

規模としてはちょっと小さ目で、天候が小雨になっていたのでほぼ社内で休憩時間とあいなりました。

道の駅 小谷で立ち寄り湯

最後に寄った道の駅は小谷。
ここがたぶん今回寄ってきた道の駅では一番規模が大きく、そしてなにより日帰り温泉施設が併設されていたのが非常によかった。

おんせん は つよいんだ。
だれも かてないんだ ぞ。

そんなわけで、早起きとドライブで疲れた体を入浴で1時間以上癒しました。
建物も綺麗だし148号線沿いだから入りやすいし、これはいい道の駅。

そんなこんなで4か所ほど道の駅へ寄りつつ、キャンプ場へ向かって進んで行きます。
ただどこの道の駅も、お肉お肉した感じのお肉は売ってなかったのは少々誤算でした。なのでお肉お肉した感じのお肉をキャンプ場で食べたい場合は、普通にスーパーなどへ寄った方が良いですね。

キャンプ場への道はとても危険なので要注意

不動滝キャンプ場へのルートは、主に2つあります。

不動滝キャンプ場は山の中。

南側の小滝駅付近の細道から入るルートと、
北側の頸城大野駅付近の細道から入るルートですね。

ぼくらは南からやってきたので最初は小滝駅側の細道から行こうとしたんですが、ちょうど工事だかなんだかで、細道の入り口付近で通行止めに。
通れなかったためいったん戻って北上し、気を取り直して頸城大野駅側の細道から行くことになりました。

そして頸城大野のあたりから細道に入った瞬間に感じる「これはやばい道だ」という気配。
具体的にはこんな道でした。

  • すれ違いポイント以外では対向車とすれ違えない1車線道路
  • 道路脇に流れる小川、段差やガードレール無し
  • 外灯は無く、カーブミラーも見辛い箇所多数

普通に危ない道です。特に1つ目と2つ目。
正直ぼくひとりではバイクでも通りたくないレベル。

対向車が来たときに非常に危ないので、低速の安全運転が必須となります。
通行される際はとにかくお気を付けください。

なお細道に入ったあたりで、早々に携帯電話は圏外になりました。

不動滝キャンプ場へ到着

神経張り詰める運転(なお負担は運転していた友人が大)の末、なんとかキャンプ場へ到着。
受付の管理棟が無人だったので、備えの申込用紙に利用の旨を記述して投函です。

手前左側の建物がトイレ、右側が炊事場。テントなどの区画サイトも右側です。

しかし天候はよろしくなく、残念ながらあいにくの小雨だか霧雨だかな状態。
無料駐車場へ車を止めて、それぞれ急ぎ足で自分用のテントを設営し、ニンジャタープを張って外に待機用のスペースを作ります。

実際に複数人でニンジャタープを使うの初めてですが、正直ちょっと二人だと狭かったですね。ギリギリ過ごせなくは無いですが、ちょっとでも風があると普通に体のどこかが濡れちゃう感じ。
なのでニンジャタープは基本的にソロ専用と考えた方が良さそうです。

結局この日は朝まで小雨が降り続けていたため、タープ下でちびちびと飲んで落ち着きつつ、気温が下がってきた21時ぐらいで各自テントに戻っての就寝となりました。
実はGWでもまだ日陰のあたりとか雪が残ってましたからね。夏でも涼しい場所なら、GWなら普通に寒めです。

翌朝、ほぼ雨が止んだので場内を散策

朝起きると、昨日の天気からは回復して雨も止んでました。
ただ濡れたためテントの前室内で干していたタオルは、湿気を吸って余計に濡れてました。なるほど。

電波が通じず、天気予報が見れないので雨が止んでいるうちに、とそれぞれテントの撤収を行います。
その後、まだ天気は大丈夫そうだぞ、となったので改めてキャンプ場内を散策。

まずはキャンプ場入り口付近、右手側のテントサイトあたりから。

手前の地面のぼこぼこしてる箇所がテント用のサイトになります。

盛り土がされていてテント用の区画として定められてはいるんですが、盛り土はけっこう狭かったです。
1人~2人テントでピッタリぐらいで、張り方によってははみ出る感じの面積。

また、盛り土は人工的に盛られて作られた場所なので結構土はやわらかめな印象でした。

東屋と細い滝と桜。

少し公園の奥へ行くと、1つ目の細い滝が左手側にありました。
その手前には小さなため池と東屋と、背の高い桜の木

東屋近くの桜はまだ咲いてましたが、実は入り口付近などにも桜は何本も植わってました。そっちは終わっちゃってましたけども。
なのでもう少し早ければ、良い感じに桜がぶわっとなってる光景が見れたっぽいです。

鳥居をくぐった先には、大きな滝。

さらに進むと、石造りの鳥居がお出迎え。
そしてその奥に見えるのが大きな滝です。

これがまた大きな滝で、この鳥居のあたりからすでに飛沫で眼鏡に水滴がつき始めてました。

日が出てきて、滝飛沫で虹ができることも。

先端まで行って見上げてみると、上のほうでは三段ぐらい段々になってました。

水量もすごいし、飛沫もすごいし、これはマイナスイオン的なのが公園内に充実しているわけです。
より具体的に言うと湿度高い。

一通り場内を見終えたら、天気が崩れる前に出発です。
だって電波ないから天気予報見れないんだもの。

帰路は戸隠へ寄り道

打って変わっての快晴。青空綺麗。

帰りは行きとはちょっと経路を変えて、友人の提案で忍者とか蕎麦が有名な戸隠へ寄り道することに。
白馬のところで左折して406号線へ乗り、山の中を突っ切っていきます。

途中で寄ったふるさと鬼無里では桜が満開でした。

山道をぐわんぐわんと走り抜け、いざ到着してみるとけっこうな人出。
というか車の量。

白馬と長野のちょうど中間あたり、のちょっと北。

せっかくなので有名な戸隠神社に参拝でも、と思っていたのですが、さすがゴールデンウィークの有名観光地。駐車場に入るまでの車で渋滞が起きていたので断念。
お参りは諦めて帰ることにします。

でも蕎麦は食う。

お店の駐車場は空いていたので不通に入れた。天ぷらそば。

友人とのオートキャンプを終えて

初めての二人キャンプ、初めてのオートキャンプ。

二人でキャンプするとこんな感じなのか、というのが最大の学びですね。
ぼくは割と寄り道は(足が無いので)しないので、けっこう新鮮な気持ちになれた旅でした。
あと数年ぶりに会ったわけですが、思ってたよりも普通に会話できてよかった。

車で行くキャンプは荷を背負わなくて良いのが非常に楽ですね。電車の乗り換え的なこともないですし。
ただぼく(四輪は免許なし)が楽だった分、運転をずっと友人に負担してもらっていたのが心苦しく。申し訳ない。

いつか再びバイクを手に入れたら、今度はバイクでまたキャンプへ行きたいもんです。
その時はこっちから声かけようっと。