食の街、函館の駅近おすすめ観光スポット4点とおすすめ回転寿司店
北海道そのものが食の大地な印象がありますが、中でも函館は港町としての面が強く、その結果とにかく食に特化した楽しみが溢れた街になっています。
数年前の新婚旅行と、2019年に久しぶりの夫婦旅行で堪能してきた、そんな函館という食の街。ライトに「とりあえずここ!」をチェックしておけばOK、というスポットをまとめてみましたので、参考までにどうぞ。
函館は北海道の玄関口にある海鮮グルメな街
広大な北海道の南西端にあり、北海道ならではの美味しい野菜やお肉に加え、さらに港町パワーにより新鮮な海鮮もウハウハできる食の街。それが函館です。
本州側の青森県に津軽海峡を挟んで隣接していて、見通しが悪くなければ、普通に海越しに青森県の姿が見えたりします。
北海道の南西にあって、晴れてたりすると普通に海越しに青森県が見えたりします。
- 港町であり、特に海鮮グルメが街中にあふれてる
- 函館山から見る夜景は世界三大夜景の一つと呼ばれてる
- 飛行機では函館空港があり、新幹線では北海道新幹線で新函館北斗駅からの乗り継ぎでアクセス
- 路面電車が高頻度で走っており、車なしでも移動/観光しやすい
観光地としての特色で言うと、食もすごいし観光名所もすごい、という正しく「観光地!」なエリアです。
また、比較的狭いエリアに回りたいスポットなどが固まっていることもあり、1泊2日からでも観光しやすいのも特徴でしょうか。特に車なしでも観光しやすいのは嬉しいところ。
今回はそんな駅近くのスポットを、巡るのにおすすめ順にまとめてみました。
おすすめスポット1:美味しい海鮮いっぱい! 函館朝市/どんぶり横丁市場
飛行生なり新幹線なりで、長時間の移動から函館へたどり着いたら、まず最初におすすめしたいのが函館朝市と朝市に隣接するどんぶり横丁市場。
函館駅の目の前にどんぶり横丁市場があって、そのすぐ隣に朝市あり。
特にどんぶり横丁市場が、お腹が空いてるときにダイレクトに視覚へアタックしてきます。お昼時ならがっつり行くのも良いですし、小腹が空いてるなら小盛でも美味しい。
どんぶり横丁市場には多数のどんぶり店が並んでいるので、写真を見ながらお好みの店を探すのが良いでしょう。また、どんぶり横丁市場内ではなくとも朝市の近くには他にも食べられるお店は多数ありますので、ぶらっと周りをまわってみるのもオススメです。
そしてどんぶり横丁市場が食べ処であれば、函館朝市は活気のあるお土産処。
建物内にぎゅっと多数のお店があって、特に半分ぐらいは海鮮を取り扱っています。またクール便での配送なども手配できたりするお店もあるので、晩秋や冬であればカニも扱ってた気が。
あと函館朝市の2階も食堂になっていて食事ができるほか、建物内1階の中央あたりにはイカ釣りができる回遊水槽も。釣ったイカはその場でさばいてくれるので、(ピクンピクン動くレベルで)鮮度が高いイカ刺しも食べられます。
なお、函館朝市は名前の通り、朝~午前がもっとも活気のある施設になります。より具体的に言うと昼を過ぎると営業が終わります。
またどんぶり横丁市場もお昼時を過ぎるとだいぶおとなしくなりますので、函館到着後などで回ろうと思ってる場合は後回しではなくなるべく早めにうかがうことをおすすめします。
おすすめスポット2:古風なレンガの並ぶショッピングモール 赤レンガ倉庫
朝市(どんぶり横丁市場)でお腹が満たされたら、お腹ごなしにちょっと散歩はどうでしょう。
朝市から10~15分ぐらい歩くと、赤レンガ倉庫が並ぶ函館ベイエリアに入ります。
函館駅前からは徒歩でも15分ぐらい。
赤レンガ倉庫の中には多数のお店が入ってショッピングモールになっていますので、散歩がてらのウィンドウショッピングにはもってこいな感じ。
お土産処も何店かありますので、旅の最終日のお土産買いに備えてのチェックがおすすめです。あとホテルへ持って帰って夜に晩酌で飲む用のお酒を探すのもアリですね。
赤レンガ倉庫で食事をするなら、函館ビヤホール
ショッピングモールにはいくつか食事ができるお店もあって、中でもお勧めしたいのは函館ビヤホール。
港町ということもあって函館の飲食店では海産物が中心なのですが、ここ函館ビヤホールでは海産物に限定されない、洋食中心のメニューなんですね。2泊以上の旅程の場合、食事が海鮮物ばかりになりがちなので、少し趣向を変えるのにもってこい。
野菜やお肉も美味しい北海道、せっかくならいろいろ食べたいですよね。
というか何を食べても美味しいのがずるい。函館。
おすすめスポット3:函館行ったら絶対行くべき、函館山展望台
ここまでは主にグルメ処なスポットの紹介が中心でしたが、函館には世界へ誇れる超すげぇ夜景があります。
それが函館山展望台からの展望です。
函館山は赤レンガ倉庫からもわりと近い位置にあるロープウェイで登れます。
展望台へは車で行くこともできますが(駐車場ありました)、ロープウェイで麓とつながっていますので、徒歩でも普通に登れます。ロープウェイの山麓駅は位置的には(ちょっと坂道を上る必要がありますが)赤レンガ倉庫からも徒歩圏内ですね。
特にGoodな夜景を見られるのは、夕暮れ時の街に明かりがつき始める時間帯。なので向かうなら夕暮れ前ですね。
昼間でも大パノラマな展望が広がってる展望台なんですが、夜景ともなるとほんとすごい。マジですごい。世界三大夜景と呼ばれたのも納得の光景が見られます。
ただ有名観光地の例にもれず、大陸系の人々の姿が多くウェイウェイしてる場面に多々遭遇したりするので、悪質なのに遭遇しないよう神に祈りましょう。
おすすめスポット4:美味しいお店がたくさんの屋台村 大門横丁
昼食に海鮮丼(どんぶり横丁市場)→お土産候補などの物色も兼ねて赤レンガ倉庫でウィンドウショッピング→函館山で超絶夜景を鑑賞、と函館観光を満喫したら、あとはやはり夜ご飯。
おすすめしたいのが、駅からもほど近い場所にある屋台村の大門横丁です。
駅前から徒歩10分ちょっとぐらいの距離です。
屋台村、と言っても当然ながら雪国ですので、屋台(リヤカー)的なのではなく、わりかししっかりした作りの小屋がたくさん並んでいます。
各店舗は小規模なお店が多いので、1人や2人などの少人数向きのグルメスポットですね。
お店の一覧などは公式サイトに掲載されてるので、食べてみたいお店などあらかじめ見当を付けて行くのもよいですし、実際に行ってみてぶらっと飛び込んでみるのも屋台村らしさがあって、どちらも良さそう。
北海道・函館の美味しい食材を味わいたいなら ひとくち天ぷら 柏や
20以上の店舗が並ぶ大門横丁ですが、ぼく(と特に妻)のおすすめはひとくち天ぷら 柏やさん。
函館といえば海鮮ですが、もっと大きなくくりで言うと北海道といえばやっぱり美味しい野菜ですよね。
天ぷらなら素材の味を味わうのにものすごくピッタリですし、1つ1つが一口サイズなのでいろいろな種類を食べやすいお店です。
ちなみに特におすすめは、ぼくからはとうもろこしの天ぷらを。ただでさえ甘みの強い北海道のとうもろこしが揚げられることでよりぎゅっと濃縮して、ほくほくほろほろあまあまでとってもGood。
そして海鮮大好きな妻のお気に入りは、白子(北海道では「タチ」とも呼ぶみたい)。口の中で濃厚な味がとろけるそうで、柏やさんではポン酢でも天ぷらでもどちらでも食べられました。
おすすめ回転すし店:駅前にある 根室花まる キラリス函館店
さて、函館の観光を終えて、さらば函館……という帰路に就く前に一度食べておきたいのが、やはりお寿司。海鮮の王様的なイメージ。ちなみにぼくが好きなのはネギトロ軍艦です。
函館に限ったことではありませんが、港町だと回るお寿司でも十二分にやたらめったら美味しいんですよね。
函館にも回転寿司のお店は何件かあるのですが、調べてみた感じ、特に評判がよかったお店が函館駅前にある根室花まるさん。
駅目の前の交差点にあるビルの、地下階にある回転寿司です。
旅の最終日、新幹線へ乗る前のラスト函館グルメにいざ伺ったところ、評判にたがわぬ美味しさにとても満足。ネタがどれも新鮮だし、大振りだし、やっぱりシャリも美味しいしで不満がどこにもありません。
席数は多いものの人気店のようで、開店からぞくぞくと席が埋まっていってました。
ただ、1点だけご注意を。
お寿司だけ食べるよりも汁物も頼もうかな、と妻と二人で1人1汁ずつ注文してみたのですが、これが失敗でした。というのもイメージしてたよりも圧倒的に量があって、たぶんこれ3~4人でシェアして飲むボリュームの汁物。
なので汁物を注文される際は、家族で1品にしておくと良いかと。
味はとても良いので、お寿司と一緒に食べるには良き良きですしね。
初めての函館旅行は2泊3日がおすすめ
今回は1泊2日ぐらいでぎゅっと詰め込むならここ、というスポットをまとめてみました。
ただ函館の観光名所としては他にも(路面電車で行ける距離にある)五稜郭タワーなどもありますので、そういった駅からちょっと離れた場所も行ってみたい、という場合。そんな初めての函館であれば、2泊3日ぐらいがおすすめです。
逆に言うと駅から気軽に行ける範囲だとそこまでたくさんの見どころがあるわけではないので、3泊以上になると正直ちょっと持て余すと思います。
たぶん、昼食(兼朝食)を(美味しすぎて)食べ過ぎる→ホテルで苦しいお腹をさすりながら休む→夜にまた美味しいものを食べに行く、というループに陥るかと。ぼくは陥りました。
全体的な印象としては、とにかく美味しいグルメの街に、世界有数の夜景がついてくる。
函館は、そんな観光地としては一押しの街です。