投稿日最終更新日

旅記録

東京→函館は新幹線でも行けるけど、素直に飛行機がおすすめ

2019年、11月。数年前に新婚旅行で行って以来、嫁のお気に入りな函館へ、再び夫婦二人で旅行へ行くことに。
そういえば、当時はまだ開通していなかった新幹線でも行けるようになってるのね、函館。
というわけで、飛行機が苦手な嫁に合わせて、今回は新幹線で函館へ向かうこととなったのでした。

新幹線だと東京→函館は約5時間

北海道新幹線が2016年に開通し、それまで青森までしか行けなかった新幹線が、函館まで行けるようになりました。
ただ、当然ながら距離が距離なので、かかる時間も相当なもの。東京からだとだいたい5時間かかります。

新幹線(東京→新函館北斗)+在来線(新函館北斗→函館)
  • 所要時間:5時間前後
  • 交通費(片道・割引なし):約2万4千円
在来線(東京→羽田空港)+飛行機(羽田空港→函館空港)+バス(函館空港→函館)
  • 所要時間:4時間弱
  • 交通費(片道・割引なし):約4万円

比較までに飛行機の場合も並べてみましたが、こうしてみると飛行機の方が短時間、新幹線の方が低価格、って感じですね。
まぁ飛行機は上記価格で乗ることはほとんどない(通常は〇日前予約とか旅行パッケージとかで割引価格での利用ですよね)でしょうから、あくまで参考程度に、ですが。

宿も一緒に予約できる旅行サイトからの手配が割安でおすすめ

さすがに片道5時間弱かかる場所へ日帰り、というのはそうそうないでしょうから、ほとんどの場合、おそらく宿泊予定だと思います。
で、新幹線と宿泊の両方を手配するのであれば、個別に予約などするよりも旅行会社のサイトなどからセットで申し込むと非常に割安になるのでオススメです。

例えば今回のように新幹線で行く場合、前述のように割引なしだと片道の交通費は2万4千円程度、往復だと5万円弱になります。
ですが旅行サイトの往復交通手段と宿泊費がセットになったパッケージ商品で手配すると、一般的な大衆向けホテル(高級過ぎないビジネスホテルライクな感じ)で素泊まりだと5万円前後ぐらいで行けるので、ホテル宿泊費がまるまる浮くレベルでお得です。

ですので目的地が定まってるのであれば、旅行サイトのパッケージ商品、とてもおすすめ。
我が家の旅行も、今回はびゅうトラベルさんにお世話になりました。

いざ、乗車

というわけで、東京駅から新幹線へ乗り込み。乗り込み。
いざ出発。

初音ミクっぽいカラーリングの北海道新幹線。

これから5時間近い長旅です。
事前に駅弁や飲み物も買って、準備万端。

新幹線乗り入れ口近くにあった駅弁屋で買った炒飯弁当と、あとなんかラテ的なやつ。

そして早起きして(新幹線の発車が朝8時代だった)お腹も空いていたので、出発後1時間も経たずに食べられるお弁当なのでした。
いくら函館が食処といっても、着くまで5時間ですからね……。そんな待てない。

さて。
5時間、5時間と連呼していますが、時間だけで言うと青春18きっぷに何度もお世話になっている身としては、そこまで苦でもない時間。

……だと思ってたんですが、いざ乗ってみたらぶっちゃけかなりキツかった。
というのも車窓からの景色が全然代わり映えしないんですね、東北エリア。

埼玉を抜けると、青森ぐらいまでだいたい同じ景色がずっと続きます。

都心を抜けて、埼玉ぐらいからは背の高い建物がほとんどなくなります。
そして仙台あたりを抜けると今度は建物の密度がぐっと減って……ぐらいの変化はありますが、正直それぐらいしか変化がありません。

以前、新幹線で博多まで行ったこともあるんですが、その時は車窓からの眺めもけっこう変化があって楽しめていました。特に瀬戸内海が見える広島あたりはとてもよかった。
まさかこれほどまでに東北地方は変化がなく、そしてこれほどまでに変化がないのが辛かったとは。鈍行なら些細な変化にも気付けるので良いのですが、速い新幹線だとそんな些細な変化も気付けないのでした。これが慢心……。

ちなみに車内ではずっとスマホを弄ってたんですが(駅メモしてました)、岩手北部から青森県内に数か所長いトンネルがあって、そこでは車内Wi-Fiに繋げていても電波切れてました

おかげで普通にトンネル区間は退屈であった。

実は函館直通ではないので、乗り換え1回必要

さて、北海道新幹線で函館まで行けるようになった、と言われていますが、実のところ函館駅直通ではありません
北海道新幹線は札幌などへの延伸も考えられているようで、そっち方向に延びてるんですね。なので函館まで行くには、終着駅の新函館北斗駅から在来線へ乗り換える必要があります。

新函館北斗駅の在来線ホームにて。雪がちらつく11月下旬、やはり東京よりもだいぶ気温が低かった。

新幹線が到着するのは函館駅ではなく新函館北斗駅。

地図で見てのとおり、意外と函館駅からは遠いです。
停車駅が計2駅の快速列車だと、函館駅までは15分ぐらいですね。(この在来線の移動時間も含めての約5時間、です)

また、北海道の路線なため電車の本数もあまり多くないので、その点は注意が必要です。主に復路。
函館駅と新函館北斗駅をつなぐ快速列車が新幹線の発着前後に走っているので、往路は良いのですが、復路は函館駅でその電車を逃すと予定していた新幹線に乗れなくなってしまいます。なので時間には気を付けましょう。

結論:素直に飛行機が良いと思う

正直なところ、特に飛行機へ対して苦手意識がないのであれば、新幹線よりも飛行機がおすすめです。
なにせ時間がかかるのはまぁ良いとしても、電車旅の醍醐味である車窓からの景色があまり楽しめないので、純粋に楽しみが無いんですよね……。

こんなルートでした。岩手、青森には長いトンネルが数か所あります。

ただ直前などであれば飛行機よりも割安なので、移動中は寝て過ごす、という方には向いてるかもです。