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旅記録

さわやかドライブ~ほったらかしの旅

2019年11月30日。友人が車を出してくれるというので、日帰りでドライブ旅行としゃれこんできました。
メインの目的は「静岡でさわやかでハンバーグを食べる」こと、そしてサブの目的は「山梨のほったらかし温泉へ入る」こと。ぐるっと富士山を時計回りで回って戻ってくるルートでした。

今回の経緯=有名なさわやかハンバーグを食べてみたかった

最近会えていなかった車乗りの友人が空いているということで、声をかけたところ、車を出してくれるというのでどこかへ行こう、というお話に。ありがたや。
日帰りを前提として、一日の航行距離をもとに行きたい場所を探した結果、ぎりぎり富士山が範囲内にありました。

富士山といえば山梨と静岡
↓ ↓
↓ 静岡といえばさわやかハンバーグ

富士山と山梨といえばほったらかし温泉

そういえば噂に名高き静岡のさわやかハンバーグを食べたことがなかったな、と。
あと個人的にいつか行ってみたいキャンプ場No.1に堂々君臨してるほったらかしキャンプ場ですが、いつみても平日でさえ予約が埋まってて行けないので、隣接のほったらかし温泉も行く機会が気配もないな、と。

幸いどちらも友人も行ったことがなく、また(都内からは)だいたい同じぐらいの距離だったので、よしでは行ってみよう! となったわけでした。

今回の全体ルート

最初に全体像を掲載しておきます。
今回はこんなルートでの移動になりました。

全体ルート図。アイコンのっけてるのは途中で立ち寄ったスポットです。

  1. 集合(都内)
  2. (高速道路)
  3. 足柄サービスエリアで休憩
  4. (高速道路)
  5. さわやか富士鷹岡店
  6. (国道139号で北上)
  7. 道の駅朝霧高原で休憩
  8. (国道139号→358号で甲府盆地へ出る)
  9. ほったらかし温泉
  10. (高速道路で東京へ)
  11. 談合坂サービスエリアで休憩
  12. 帰路へ

という具合です。

第一の目的地:さわやかのハンバーグ

旅人の朝は早い。
首都高はすぐに混み始めるので、集合時間は午前7時前と早い時間に。
なお友人はさらにもっと早く起きて来てくれるので、ありがたやありがたや。

さすがに11月も終わるころあいだと、普通に冷え冷えですね。
ダウンジャケットがあったかい。

東名を走っていくと、やがて正面に見えてくる富士山が、どんどんと大きくなってくるのがわくわくしますね。

合流後は友人の車へ乗せてもらって、高速道路でぐんぐん西南西へ。
7時前後だともうわりと普通に車は知ってますね、首都高。

さわやかは公式サイトで待ち時間が見られる

車内でひさしぶりの会話に花を咲かせたり咲かれたり、途中の足柄サービスエリアで休憩したりとしつつ、順調へ静岡へ。
さわやかは静岡県内に多数展開しているチェーン店ですが、今回向かうのは友人の勧めによって、待ち時間とインターチェンジからの距離のバランスの良い富士鷹岡店に決定。

さわやか富士鷹岡店はインターチェンジからも遠くなく、車だとアクセスが良い感じでした。

それにしてもさわやかの公式サイトでは、店舗一覧のページで各店舗の待ち時間が表示されててすごく助かります。超便利。
見比べてみると、人が集まりやすい御殿場インター店などは待ち時間がかなりありますが、ほかの店舗を見てみるとわりとすぐに入れるお店もあったりします。
さわやか公式サイトの店舗一覧

ちなみに「さわかやハンバーグ」という名称が有名ですが、これは店名ではなく。
実際の店名は「炭焼きレストラン さわやか」なので、「さわやかというお店のハンバーグ」の意になります。

いざ、さわやかハンバーグを実食

ちょうど開店直後ぐらいの時間に、無事到着。
早起きの甲斐あって、土曜日でしたが並ばずにすぐにお店へ入ることができました。車を飛ばしてくれた友人に感謝しかない。

炭焼きレストラン さわやか」という店名にたがわず、一歩お店へ入ると炭の香りがパンチしてきます。なるほど確かに、まごうことなき炭焼きレストランですわ。
ほかのメニューもきっと美味しいんだろうなぁ、と思いつつも、二人とも同じく名物看板メニューの「げんこつハンバーグ(握りこぶしみたいな250gのハンバーグ)」を注文。

待つことしばし。
やがて熱々の鉄板で届き……

……店員さんの手により、目の前で最後の仕上げ焼きという最高にハイなパフォーマンス!
とにかく広がる炭の香りとジューシーな肉の焼ける音とビジュアルが、ひたすらにすごい食欲をそそります。

ビジュアルの時点ですでに優勝してるのに、味わうとさらに優勝してしまうハンバーグ。つよい。

そして実際にいただいてみると、評判になるのも納得の味わい。
肉の粗びき感がかなりよく、おかげで「肉を食べてる」実感がものすごい。しかも肉汁もたっぷりだし、オニオンソースもぴったりだし、何より炭の香りがすごく良い。
ちなみに焼き加減はけっこうレアめで、鉄板が熱々なので各人の好みに応じて追加で火を通していただく感じでした。

美味しかった……。
ごちそうさまでした。

お店を出た後の、

友「人生には転機がある。さわやかを食べる前と、食べた後だ」
D「なんで井之頭さんみたいになってんの」
友「見なよ、富士山も俺たちを祝福してるみたいじゃないか」
D「なんで井之頭さんみたいになってんの」

という友人とのやり取りが印象的でした。

第二の目的地:ほったらかし温泉

ずっしりボリューミーで食べごたえのあったさわやかハンバーグをお腹へ入れたぼくたちは、ゆったり運転で今度は北上し、山梨のほったらかし温泉を目指します。
すでに身体が勝利済みなので、ものすごく平和な心での移動です。

しかしやはりというかなんというか、麓から見る富士山はほんと雄大ですごいですね。
生まれ変わったら富士山になりたい。

道の駅朝霧高原に併設されていた展望台より、富士山の眺め。植わってるのは桜の木みたいでした。

途中、朝霧高原の道の駅でひと休憩。
富士山を一望できる展望台もありました。周りには桜の木が植わっていたので、たぶんお花見シーズンにはものっそい込み合うスポットだと思う。
道の駅から富士山の反対側の山々を見ると、パラグライダーしてる人々がちらほらと見えました。すごい。人が飛んでいる。

甲府盆地から、山を登る

やがて富士山ふもとをぐるりと伸びる国道139号から精進湖入り口で曲がり、国道358号へ。
山間のグネグネした峠道は長い下り坂になっていて、富士山のふもとの標高からぐんぐん下がり、それを抜けると甲府盆地へ突入。山梨最大の街である甲府を中心とした市街地が広がっていて、そこをつっきってほったらかし温泉へ向かいます。
盆地を突っ切って山へたどり着き、フルーツラインなるファンシーな名前の道路を通って、一度は市街地まで下がった標高をぐいぐいとアゲアゲにしていきます。

ほったらかし温泉は甲府盆地を見渡せる高台にあります。
最寄り駅は山梨市駅ですが、直通のバスがないので正直車でないとアクセスは厳しいのが難点。歩きだと高低差がかなりあるのでかなりキツイかと……。

ほったらかし温泉(とほったらかしキャンプ場)は甲府盆地を見下ろせる眺望が特長のスポットで、つまりけっこうな高所にあります。
具体的には標高670mにあり、ふもととの標高差は350mほどだそうな。つまり東京タワーよりも高い位置なわけで、そりゃ眺めも評判になるわけです。

ちなみに標高が100m上がると気温は0.6度下がるそうなので、甲府盆地との気温差は2度以上低く、けっこう寒いので特に冬はお気を付けを。ぼくは11月30日だったので、普通にめっちゃ寒かったです。

ほったらかし温泉に到着

車から降りたらけっこう寒かったので、早く温泉に入りたい。

ほったらかし温泉は「あっちの湯(南東向き。新しくて広いほう)」と「こっちの湯(南向き。歴史のあるほう)」の2つの温泉があり、どちらも入浴料などは別料金になってます。
今回友人と入ったのは、広いほうの「あっちの湯」。お金を払って入ると入り口すぐにコインロッカー(有料。お金が返却されないタイプ)があって、そこへ荷物を預けられます。

まずは体を洗った後、内湯で少し体を温め。良い温度。
そしてホカホカしてきたところで、満を持して外の露天風呂へ。

お風呂の撮影はできないので、代わりに「あっちの湯」の上の休憩所からの眺めをどうぞ。夕暮れ時の写真です。

ながめ すんごい 。

正直なところ、今までの人生でもっとも眺望の良いお風呂でした。
富士山は遠かったため小さくしか見えませんでしたが、甲府盆地を見下ろす眺めは本当に絶景。

ただ、土曜日(で夕暮れ間近)だったこともあって、人でけっこうあふれ気味だったのが残念でした。確かに広めではあるんですが、それでも賄いきれない人気っぷり。
また、露天のお湯の温度はけっこうな温めで、長風呂にはいいんですが……11月下旬ともなると、正直なところ寒さに負けてる感じでした。肩まで浸かってもなおちょっと寒いレベル。お湯の供給口近くに陣取れないと、冬は厳しそうです。

半端なくおいしかった温玉揚げ。ぱらぱらと降られた塩気がとても良い仕事をしてらっしゃる。

ともあれ絶景を1時間ぐらい堪能して、湯上りさっぱり。
日も暮れてぐんぐんと気温が下がってきたので、ここに来たら食べたいと思ってた温玉揚げをいただいてから、ほったらかし温泉を離脱。

最後に道中のサービスエリアで休憩兼夕食をとってから、東京へ帰りました。
車を出してくれた友人に感謝を。たのしかったー。

結論:人生で一度は食べておくべきだし、入っておくべき

今回、前々から気になっていたけどなかなか行けていなかった2大気になるスポットへ行くことができました。

静岡のさわやかハンバーグは荒々しいあらびきが肉肉しつつボリュームずっしり、と評判になるのもよくわかる名店でした。
そして山梨のほったらかし温泉は人生最高の眺望露天風呂で、眺めがほんとに超最高でした。

いずれも前評判が納得なレベルのスポットでしたので、関東近郊の方は、機会があればぜひとお勧めしたい所存。
ただどちらも人気で混みやすいので、さわやかハンバーグのほうは土日であればできれば開店直後を。ほったらかし温泉はそもそも土日は非推奨、というのが正直なところです。

また行きたい、ほったらかし温泉。というかお隣にあるほったらかしキャンプ場って、こんな絶景とともに寝起きできるのか……。

またいずれ、特にほったらかし温泉は、できればほったらかしキャンプ場へキャンプしに行って一緒に入りたいものだなぁ、としみじみ思ったのでした。
……常に予約カレンダー埋まってて平日ですら予約取れませんけどね。ほったらかしキャンプ場。