ふもとっぱらソロキャンプツーリング
キャンプデビューしてから2度目のキャンプとして、お盆の前日に有休をとって2018年8月10日-11日でふもとっぱらへバイクキャンプに行ってきました。
結論から言うと、時期や諸々が悪かったものの、いつかまた行きたくなるキャンプ場でした。
今回の経緯
キャンパーとしてデビューしたのが6月で、その後もキャンプへ行きたかったものの、実は1度目のキャンプから帰ってきてからバイクのエンジンがかからなくなって修理に出していたのでした。
そして8月、ようやくバイクが返ってきた、という状況です。
始めたての初心者がお預け期間を経た状態です。しんぼうたまりません。
初めてのキャンプでの反省を経ていくつかアイテムも買い足しています。
これはもうどこかへ行くしかないでしょう。
- 目的
- 新たに追加購入したバイク用ベルトのROK straps (ロックストラップ) MCストレッチストラップの実戦投入
- 新たに追加購入したバイク用バッグのモンベル ドライコンテナチューブ Lの実戦投入
- 料理目的で購入したバイク用クーラーバッグのライダーズクーラーバッグの実戦投入
- 高速道路を使ったツーリングに慣れる
- 雨天ツーリングに慣れる
- 有名なキャンプ場を体験してみたい
これからはバイクキャンプの機会も増えるだろうと見込んで、ツーリングに慣れることも目的としました。
今まで高速道路は怖がってあまり乗ってこなかったのですが、すべては慣れです。走りましょう、高速道路。でも首都高は分岐がマジで怖いのでそこらへんは抜けてからで。
またバイクに乗っていれば雨に降られることもままあります。幸い天気予報では雨も一時的なものだったので、せっかくですし行ってしまいましょう。
バイクで高速道路を使って行ける範囲で、なんやかんやの希望を盛り込んでキャンプ場を選定。
今回向かう場所はアニメゆるキャンでも出てきたふもとっぱらと定めました。
ふもとっぱらは富士山の西北西のふもとに位置します。
いざ!
往路:高速道路を使うものの渋滞によりダウン
結論から言うと
- バイクのトラブルにより
- エンジンが止まる(かからなくなる)こと2回
- 上り坂で失速するようになった
- 平坦な地でも60km/h程度が限界に
- 高速道路はお盆混雑のため渋滞
と諸々が重なった結果、片道9時間弱というおっそろしいことと相成りました。
特にバイクのトラブルは自身の責任なのでアレですが、お盆渋滞については(平日金曜な前日なのに)身に染みた形です。
ともあれバイクへ荷物を積み込んでパッキング。
未来を知らないぼくは意気揚々と出発です。
ルートは下記のような道程を通りました。
自宅~新宿~初台~(首都高4号)~八王子~(国道20号)~大月~(国道139号)~ふもとっぱら
自宅から新宿まで出た(2時間弱ぐらい)後、分岐がひと段落した初台あたりから首都高に乗って進み、八王子で降りて下道で高尾を通り自然を満喫しながら向かうかんぺきなルートです。
とりあえず前述のとおり高速道路は渋滞で逆に遅くなり、降りてからはバイクのトラブルで速度制限がかかって坂道が超怖くなる、という結果に終わってしまいましたが、たぶん何の支障もなく走れていれば気持ちよかったのではないかという妄想を元に自画自賛しながら走ってました。かなしみ。
大月を過ぎたあたりから天気はどんよりとし始め、雨が降り始めました。
いそいそとバイクを一時停車させてレインウェアを着込みます。なおナビ代わりに使っていたスマホは雨粒に撃たれて誤動作するようになったのでスリープさせました。
この日の予報では昼過ぎから夕方まで雨で、その後は止む予報となっていました。
川口湖のあたりまで出ると実際に雨脚はほぼほぼ収まり、今度は濃霧が出てきます。10mぐらい先が見えないぐらいの視界の悪さになったため、安全運転で焦りながらふもとっぱらへ向かいます。なぜならこの時点でチェックイン終了時刻の30分前ぐらい。普通にやばい。
それにしても河口湖あたりから、体感温度がかなりぐっと下がったのを実感します。
これほどまでに標高差は気温に差が出てくるものなのですね。夏の避暑地としては良いなぁ。
ふもとっぱらの雄大な広さに圧倒される
時間とかバイクの調子とかになんだかんだと焦りつつも、なんとかかんとかキャンプ場へ到着。
受付終了時間をちょっとすぎてしまいましたが、好意で受付をしていただくことができました。ありがとうございます。
とはいえ、依然として濃霧で全然先が見えず、また霧雨・小雨状態が続くため景色は堪能できません。
ひとまずは奥の方へ行ってみて、周りと距離のある場所へテントを設営します。その後は雨が止んだら自宅から持ってきた食材で、簡単に料理してご飯食べようかな、と。
なお天気予報に反し、雨が止んだのは22時を過ぎていたためこの日の食事はあきらめました。
狭いテントで何もできずにソシャゲをしながら就寝です。かなしみ。
二日目の朝。
朝もやがかなり漂ってるものの無事に雨はやんでいて、日差しも出ていていい天気です!
ようやく普通に歩き回れるようになったので、軽くキャンプ場内を散策してみます。
昨日は遠くまで見えなかったので気付いていませんでしたが、思ってた以上に超ひろびろとしていて、かなりすごい。
炊事場やトイレなどの施設もぐるっと見学。ゆるキャンで見たとこだ。
池については工事中のようで近づいてみることはできませんでしたが、それはそれとしてほんとに広くてゆったりとしてていいなー、ここ。
一通り回っていると、日が昇ってきて気温もぐんぐんと上昇してきました。
片道が9時間かかったので帰りもそれ以上にかかると考えると、あまりのんびりしすぎることはできません。
早めにご飯を食べて、さくっと撤収しなければ。慌ただしみ。
夏だからか草もけっこう伸びていて、ヘリノックスチェアのお尻に触れるか触れないか、な感じ。
それもあってか朝露で足回りがけっこう濡れました。
サンダルとかだとちょっと汚れやすくてきついかもですね。
復路:とても高速道路を走れる状態ではないのでずっと下道
食事を終えたら、さくさくっと撤収して再び長い旅路で帰らねばなりません。
往路では高速道路が使えましたが(渋滞で逆効果でしたけど)、帰路はバイクが依然として速度でないのでずっと下道での帰還となりました。
道中、高尾のあたりから昨日以上の土砂降りに見舞われ、いろいろと面倒になったためレインウェアも取り出さずにそのまま下着まで濡らしながらバイクで自宅まで戻りました。
帰宅後、バイクが本格的にエンジンかからなくなり。
これが15年付き合ったバイクの最後の旅路となったのでした。今までありがとう。
ところで今回富士山のふもとまで行ったわけですが、あれ、一目も富士山見えてないぞ?
反省点が多いものの、得られる学びが多いキャンプでした
全体としてはかなり踏んだり蹴ったりな感じでしたが、それはそれとして、いろいろと感じ入ることの多い旅でした。
それぞれについての所感をまとめておきますね。
- ふもとっぱらについて
- 公式サイト:https://fumotoppara.net/
- 国道139号から入る入り口はちょっとわかりにくいので要注意。
- 事前に予約していったらゴミ袋を1つサービスしていただけた。ありがたや。
- とにかくだだっ広くて開放感がすごい。すてき。
- 草地が広がったサイトだけど、一般的な牧場系のキャンプ場と違って高低差などがほぼないため、テントが張りやすい。
- 夏だからか草はそれなりに伸びたものもあった。
- ゴミ捨て場の位置が初見だと分かりにくいのて注意。入口(管理棟)付近ではなく、出口付近。
- 日差しを遮るものがほとんどの場所には何もないので、夏場などは日焼けに注意。1~2時間ぐらいでもわりと焼けます。
- 近隣に牧場や道の駅などもあるけど、徒歩だと正直けっこうキツい距離。
- ルートについて
- お盆前日は平日であっても高速道路は普通に日中は渋滞するので下道の方が早そう。
- 自宅~ふもとっぱら だと片道9時間かかった。じごくみ。
- 国道20号沿い、相模湖沿いに走るのは気持ちが良い。
- 雨天ツーリングは早め早めのレインウェア装着が重要。躊躇ってると濡れます。
- バッグなどは完全防水のものでないと、土砂降りなどでは中身は濡れるものと思った方が良し。
レインカバーだと軽い雨までしか対応できない感じ。
- バッグなどは完全防水のものでないと、土砂降りなどでは中身は濡れるものと思った方が良し。
- 富士山周辺(河口湖とか)は標高が高い分、夏でも体感できるぐらい涼し気に気温が下がっていい感じ。
- ただし標高が高い分天気が変わりやすく、濃霧が出ると2m先を見ることも困難になるので運転は要注意。
- お盆前日は平日であっても高速道路は普通に日中は渋滞するので下道の方が早そう。
- 装備品について
- 雨が降るとテントの中に閉じこもってやることがない。
- 特に使用しているムーンライト2型だとかなりの閉そく感で、正直キツい。
- タープを持ってけるとたぶん雨でもまた違うんだろうなぁ。
- ROK straps (ロックストラップ) MCストレッチストラップについて
- バイクの荷物積載で使う強力なゴムバンド。
- バイク用品店で500円前後で売ってるようなやつとは比べ物にならないくらいがっちり止めてくれるので、安心感がすさまじい。おすすめ!
- モンベル ドライコンテナチューブ Lについて
- バイク用のシンプルな作りの完全防水バッグ。
- 容量60Lは伊達じゃない! ぐいぐい押し込むとぐいぐい入る。すごい。
- きちんと両サイドをぐるぐるして閉めておけば、土砂降りの中4時間ぐらい走っても全然余裕でした。中身濡れてない。完全防水。
- DODのライダーズクーラーバッグについて
- バイク向けのソフトクーラーバッグ。
- 平坦な形状で積載しやすいのはGood。
- ただ保冷剤を入れていてもさすがに半日以上の時間が経過するとダメですね。このバッグの、というよりクーラーバッグ(+保冷剤)の限界、な話ですけども。
- 雨が降るとテントの中に閉じこもってやることがない。
バイクがさよならしてしまったので次は電車やバスになりそうだけど、いつかまた、ふもとっぱら行きたいな!